読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

言葉にしてみる日記

日頃考えていることや感じたことを言語化するために書いているブログです。

自分の行いをより良くするために人の意見に耳を傾けることは大事

日記 大学関係

研究支援の業務をやっていて、「他人に自分の研究の良さなんて分かってもらわなくてもいい」と平然とおっしゃる方がいて、何となく残念に思います。

 

blog.goo.ne.jp

このブログを書いた方の姿勢はほんとうに素晴らしいなと尊敬します。

 

学生からの評価というのは、確かに公正なジャッジメントではないかもしれませんが、自分の行いをより良くするためのものとしては、たいへん貴重な意見だと思います。

 

中堅職員となり、周りの方から、シビアな意見を言われることが少なくなってきたなと最近感じていたので、きちんと「振り返り」、「反省」ができているかを考えてしまいました。

 

シビアな意見ばかりだと正直気持ちが参ってしまうのですが、自分を成長させるためには、やはり必要なものだなと思います。

 

 

予定価格作成のサイト

facebookのタイムラインで「予定価格の作成方法」について書かれたblogが紹介されていました。

 

以前は調達担当でしたので当時のことを懐かしく思うと共に、ここまできちんと考えて積算できていたか、不安にも思います。

 

国立大学法人の調達担当の方にはためになるblogですね。

 


このサイトの目的 - 誰も教えてくれない予定価格の作成方法

今昔マップ on the web

日記

時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」がとても面白いです。

ktgis.net

本サイトでは、全国11地域について明治期以降の新旧の地形図を切り替えながら表示することができます。収録した旧版地形図は、2,511枚にのぼります。

 


近所の街の変遷を調べてみたのですが、今は脇道になっている細い道が昔は主要な道路だったこと、大正時代には海岸線に沿って走っていた道路が、海岸が埋め立てられた後もその名残となっていることなどを確認することができました。

複数の異なる時代の地図をそれぞれ入手して、同じ地点を探すというのはなかなか大変な作業ですが、このサイトを使えば、新旧の地図を左右に並べて一覧で表示できるのでとっても便利だと思います。

 

 

被引用文献数の調べ方

日記 大学関係

所属機関の論文の被引用数を調べる必要があったため、代表的な論文データベースとして「Scopus」や「Web of Science」、「CiNii Articles」、「Google Scholar 」等がありますが、それらに掲載された論文の被引用数を調べる方法についてまとめてみました。

 

私の職場では「Web of Science」との購読契約をしていなかったため、実際には「Scopus」と「CiNii Articles」、「Google Scholar 」を使いました。

 

以下はその感想です(短時間でざっくり調べたので、ほとんどの機能を使いこなせていないということにご留意ください。間違いがあればコメントでご指摘いただけたら幸いです。)。

 

 

◆Scopus 活用ガイド

http://jp.elsevier.com/online-tools/scopus/features/scopus_institutional_analysis.pdf

【使ってみた感想】

  • 所属機関での検索が可能で、機関単位の分析はとても便利。
  • 被引用文献の発表年が絞り込めるため便利。

 

 


◆Web of Science クイック・レファレンス・ガイド

http://ip-science.thomsonreuters.jp/media/support/wos/manual/wos_qrc_jp.pdf




◆CiNii Articlesマニュアル

CiNii Articles - マニュアル - 論文検索結果一覧画面の使い方 - サポート - 学術コンテンツサービス - 国立情報学研究所

 【使ってみた感想】

  • Scopusではヒットしない日本語論文を検索できる。
  • 所属機関での検索が可能で、機関単位の分析はとても便利。
  • すべての論文に「被引用文献数」が表示されるわけではないため注意が必要。
  • 被引用文献の発表年は絞り込みできず、被引用文献1件ごとに確認する必要がある。



◆「Google Scholar 活用法」 講習会テキスト - 東京大学

http://www.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/manual/guidance15_gs.pdf

【使ってみた感想】

  • 掲載されている論文数は非常に多い。
  • 所属機関での検索は困難で、研究者個人で検索する必要がある。
  • 被引用文献の発表年は絞り込みできず、被引用文献1件ごとに確認する必要がある。

 

Scopus」や「Web of Science」は有料なので基本的には所属機関が購読契約をしているかどうかで研究者個人は利用できるかが決まります。

 

所属機関の論文の被引用数を調べないといけなかったので、私の場合は、

  1. Scopus」で外国語論文の被引用数を一気に調べる。
  2. CiNii Articles」で研究者ごとに日本語論文で被引用数を調べる。

というやり方を採用しました。

 

被引用数の正確さには疑問が提示されていますが、研究者個人が自分の論文について、ほかの研究者にどのように引用されているかを知るためには、「Google Scholar 」が手軽だと思います。

芋づる式に関連文献も見つかるので、自分の研究に関係する研究者や論文を知るにはたいへん使い勝手が良さそうです。

 

 

真似るのも楽じゃないという話

日記 大学関係

東京大学の中原先生のブログは、毎回楽しみにしています。

今回話題になっている「事例くれくれ君」という話は、まさに自分と自らの組織にも当てはまるなと思いました。

 

www.nakahara-lab.net

www.nakahara-lab.net

私自身は他大学の事例を見聞きすることはとてもいいことだと思っていますが、一度、安易に他大学での取組を自分の大学でも導入しようとして、他の取組との整合性がとれず、「パッチワーク」のようになってしまった反省があります。

 

「○○大学は、ワンマン理事長のもとで教職員が兵士のように動く」とか、「××大学は、職員の発言力が高い」とかそれぞれ組織文化・風土があり、それをきちんと踏まえた上で導入しないと、他大学の規則や業務フローをそのままお手軽にトレースすることはまず無理だと痛感しています。

 

さて、中原先生のブログで登場した「変化はとにかく拒絶したい」というタイプの上司は本当に目の上のたんこぶです。

 

同僚の上司がまさにそれで、せっかく他大学の事例があっても、「それは大規模総合大学の事例だから」とか「それは私立大学での事例でしょ?」と一刀両断し、その上司が異動するまでの間、いっさい何も進まなかったということもありました。

 

どちらも「手軽に答えを探したい」という安易な思いがあるのでしょうが、そんなに甘くはないですね。

 

 

 

国立教員養成大学・学部、大学院、附属学校の改革に関する有識者会議について

大学関係 教員養成

文部科学省に「国立教員養成大学・学部、大学院、附属学校の改革に関する有識者会議」が設置されることになりました。

 

www.kyobun.co.jp

国立教員養成大学・学部、大学院、附属学校の改革に関する有識者会議 設置要項」には、

1.趣旨
平成27年12月21日に取りまとめられた中央教育審議会の三つの答申(教員の資質向上、チーム学校、地域と学校の連携・協働)の実現に向けて、今後最も重要な役割が求められるのが教員である。しかし、その教員の養成、とりわけそれをリードすべき国立の教員養成系大学・学部等をめぐっては、教員就職者に占めるシェアの低下をはじめ、様々な課題が指摘されている。
答申を踏まえた教員関係法令の改正や、今年度中に改訂予定の学習指導要領の審議の動向、29年度には教職大学院の全国配置がほぼ達成され、新たな教職大学院の在り方の提示が求められる状況等も踏まえつつ、次世代の学校づくりにスムーズに対応できる教員を養成するための国立の教員養成系大学・学部、大学院、附属学校の課題を洗い出すとともに、改革の方向性を示すため、有識者会議を設置し、専門的な見地からの検討を行う。

2.検討事項
今後の国立の教員養成系大学・学部の在り方に関し、以下の観点から検討する。
 (1)学部の課題と今後の在り方について
 (2)大学院の課題と今後の在り方について
 (3)附属学校の課題と今後の在り方について
 (4)その他

 とあり、審議の行方が気になるところです。

 

今回の有識者会議について情報収集していたときに、平成13年11月22日に「国立の教員養成系大学・学部の在り方に関する懇談会」が取りまとめた「今後の国立の教員養成系大学学部の在り方について(報告)」が目にとまりました。

今後の国立の教員養成系大学学部の在り方について(報告) :文部科学省

 

上記の〈骨子〉を見ると、今後の国立の教員養成大学・学部の組織・体制の再編・統合について、

再編・統合の基本的な考え方

○ 現在の教員養成課程の入学定員(約1万人)をもとに再編・統合

○ 再編・統合の形態としては、主として
 A 複数の大学・学部を統合する形態
 B 小学校教員養成機能は各大学に残し、中学校10教科を例えば文系、理系、技術系のように複数の大学で分担する形態
 C 基幹大学とその他の大学に分け、基幹大学は一定のブロックごとに1大学程度とし、当該大学では全ての学校種の教員養成を行い、その他の大学は小学校教員養成に特化する形態
の3つの形態が考えられるが、

○ 再編・統合の理念が個々の教員養成学部の充実強化にあることにかんがみ、上記Aの形態のように再編・統合することを基本

○ 教員養成学部の実際の再編・統合やそれに伴う組織の設計は、大学全体の組織体制の在り方や大学間の再編・統合とも深く関係するため、具体的な再編・統合は大学や地域の実状を勘案しながら弾力的に実施

○ 当該再編・統合に係る関係大学・学部間で、教員養成課程と新課程の分野の適切な役割分担を図り、それぞれの大学の個性・特色を発揮

○ 教員養成学部がなくなる都道府県を含め、教育委員会等の連携協力体制の強化

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/gijiroku/011002/011102j.htm

と言及されており、法人化前の時点で相当に踏み込んだ内容に言及していることに驚きました。

今度の「有識者会議」では、どこまで組織の再編・統合に言及されるのか、少し恐ろしいなぁと思います。

 

 

「教育」に対するマインドセット

大学職員で現在大学院で高等教育を学ばれている松宮慎治さんのこのポストがたいへん興味深く、考えさせられたので、記事にしてみました。

 

shinnji28.hatenablog.com

 

松宮さんは、「自分が何を為すべきか」を考える際のアプローチとして、「身分アプローチ」と「仕事アプローチ」の2つに整理します。


身分アプローチは、「自分がどの身分に属しているか」を起点とする考え方であり、仕事アプローチは、「私たちはこういう仕事(行為)をしたい」という思いを起点にした考え方です。

 

この二つのアプローチ自体はとても共感できる違いであるし、たいへん興味深い指摘だなと思いました。

 

ちょっと強引ですが、思考実験として、「教育」というものを「学生の学びに関わる行為」、「医療行為」と比較しながら考えてみたら面白いと思いましたが、仕事の休み時間では間に合わなそうなので、論点整理だけやっておきたいと思います。

 

「学生の学びに関わる行為」:「身分アプローチ」にかかわらず、きわめてその行為としては多様な関わり方がある。教室内で教授活動に従事する大学教員はもちろん、ボランティア活動を支援する大学職員も正課外活動ではあるが、学生の学びに大いに貢献できる。はたまた、教育学習環境を支援するという観点から見ると、普段、学生と接することのない総務課や会計課、施設課で働く職員も、自らの行為が学生の学びに関わっているとみなすことは可能である。

 

「医療行為」:医療行為は、医師免許、歯科医師免許、看護師免許、助産師免許等の資格を有した医療従事者のみに特別に許される。いわば、厳格な「身分アプローチ」であり、患者さんを助けたいという思いがあっても、無資格者がそれを行った場合には法的に処分を受けるおそれがある。

 

というわけで、「教育」がいったいどちらに近いものかということになるのかなぁと思いました。

 

結局は、「教育」を「学習者に教授する活動」とかなり限定的に捉えるか、「学習者の学習を促進させる活動」と捉えるかでもだいぶとらえ方が異なるのかなぁと。

 

私自身は、教育学の修士をとって、大学職員として働いてはいますが、案外、職員側の認識として「教育は、大学教員が行うこと」、「事務職員は、事務を行う」というマインドセットが強いなという印象を受けます。

 

「事務しかできない大学職員」って今後はどんどん不要(代替可能という意味で)になっていくのでは、という思いがあるので、少し釈然としないのですが、いかんせん組織上「事務職員」という身分ですので仕方がないですね。